ダウンライトで部屋を明るく出来る!その理由とは?
ダウンライトは、近年広く利用されている照明器具の一つであり、その使いやすさとデザインの多様性から、多くのインテリアデザインや照明計画に欠かせない要素となっています。特に、その優れたデザインと機能性が、住宅や商業施設などの空間において、より快適で魅力的な照明環境を実現します。ダウンライトは光の放射方向が下向きであるため、一般的には一定の領域を均一に照らすことができます。天井からの光が広がり、部屋全体を明るくすることができます。また、部屋を広く見せる効果もあり、間接照明としても使用可能で、柔らかな光を届けることができます。スポット的に照らすこともできれば、複数配列することによって部屋全体の照明にもなります。
明るさを決めるルーメンとは?
ルーメン(lumen)は照明の明るさを表す単位。ルーメン数が多いほど明るい光を放つが、配光角や照射範囲も考慮しなければなりません。配光角や照射範囲を確認し、部屋の用途や天井の高さに合わせてダウンライトを選びましょう。多くのダウンライトは調光機能を備えており、照明の明るさを調整できるため、様々なシーンやニーズに柔軟に対応することが可能です。LED電球の場合、白熱電球に比べてはるかに低い消費電力で白熱電球と同じほどの明るさを実現することができるので、 例えば実際には100Wの消費電力を使わずして100Wと同等の明るさを実現することができます。
明るさの目安と台数の関係性
ダウンライトの台数が部屋の明るさを決める重要な要素になります。リビングルームでは天井の高さに応じて適切な台数を選び、寝室やリラックススペースでは、明るすぎない照明が求められるでしょう。部屋の広さや利用用途に応じて明るさを調整する必要があります。
台数を適切に設定することで、省エネルギー性を確保することができます。従来の蛍光灯やハロゲンランプに比べて消費電力が低く、長寿命であり、メンテナンスコストも低いため、環境にも経済にも優しい照明選択となります。しかし、必要以上に多くのダウンライトを設置することは無駄なエネルギー消費につながってしまいます。天井が高い場合やダウンライトを広範囲に配置する場合は、通常よりも多くのダウンライトが必要になる場合があります。照明の目的やデザイン性も踏まえて検討することをおすすめします。
部屋の大きさ別ダウンライトの配置
ダウンライトの個数は、照明の明るさや配置、使用するLEDの種類などによって異なります。一般的な目安としては、1畳あたり約1〜2個のダウンライトが必要です。ただし、好みや使用する場所によっても変わるので、具体的な設置場所や照明の明るさなどを考慮して選ぶと良いでしょう。8畳までであれば基本的には1畳あたり1個、8畳以上だと1畳に1個なくても十分な場合もあります。
★ダウンライトの必要灯数を求める計算式★
空間の広さ(畳数)×明るさの基準(lm/畳)÷DLの定格光束(lm)=ダウンライトの必要灯数
例えば、8畳のリビング空間を適度な明るさで計画すると…
18畳×400lm(適度な明るさ)÷710lm(100w相当)=4.5台→5台
明るさの目安
一般的な居室や商業施設におけるダウンライトの明るさの目安表です。ただし、実際の明るさのニーズは、照明の目的や使用する空間の特性によって異なるため、以下の数値は目安としてご参考下さい。
空間の種類 | 明るさの目安(ルーメン/m²) |
---|---|
リビングルーム | 200 – 400 |
キッチン | 300 – 600 |
ダイニングルーム | 200 – 400 |
寝室 | 100 – 300 |
バスルーム | 300 – 600 |
オフィス | 300 – 500 |
商業施設(一般) | 300 – 600 |
商業施設(ディスプレイ用) | 500 – 1000 |
これらの数値は、一般的な照明レベルの目安として提供されていますが、実際の設計や照明計画には様々な要因が関与します。例えば、天井の色や高さ、使用される照明器具のタイプなどが明るさに影響を与える可能性があります。照明設計を行う際には、専門家と相談し、具体的な照明ニーズに合わせて適切な明るさを決定することが重要です。
電球色か昼白色か?ダウンライトの色の選び方
電球色は温かみのある赤みを帯びた色です。和室によく合う色で、落ち着いた部屋やリラックスしたい部屋によく使われます。暖色系に近いので、ダイニングなどに取り入れる例が多いです。昼白色は太陽の自然光に似た色です。ものの見方が一番自然に見える色です。程よい明るさの色なので、目も疲れにくく、どの部屋でも設置できます。作業や読書などに集中する場合は昼白色が効果的です。電球の色で迷ったら、昼白色を選ぶことをおすすめします。
設置方法
電気配線や天井の構造を確認し、専門家に依頼する必要があります。ダウンライトを取り付ける前に、天井の構造を確認しましょう。配線や水道管などが通っていないかを確認し、安全な場所に設置します。天井に取り付けるため、天井材料や周囲の材料が耐火性を持っていることを確認します。火災の危険を最小限に抑えるためにも、耐火性のある材料を使用します。設置位置や間隔を検討し、部屋の雰囲気や使い方に合わせ、安全面に留意し専門家による設置を検討しましょう。
注意点
広範囲を照らす広角タイプや、特定の箇所を照らすスポットライトタイプなど、様々な配光角があります。照明の目的や設置場所に応じて、適切な配光角を選ぶことが重要です。また間隔を詰め過ぎると、光の重なりが生じて均一な照明が得られなくなります。一般的には、ダウンライト同士の間隔を設置する高さの1.5倍から2倍程度にすることが推奨されています。
照明のデザインや配置によって、空間の雰囲気や使い勝手が大きく変わります。リビングルームやキッチンでは、中心部や作業スペースに設置、天井の高さに合わせて埋め込み型のダウンライトを選ぶ。照明の位置や向き、配光角度を工夫し、理想的な照明効果を実現しましょう。
まとめ
ダウンライトの明るさは部屋の使い方や天井の高さなどを考慮して選びましょう。適切な明るさと色温度を選ぶことで、快適な照明環境を実現できます。創建建設では、リビング・玄関ポーチ・ホールや廊下には基本的に電球色のダウンライトを使用しており、キッチンには昼白色のダウンライトを取り付けます。もちろんお客様のご要望に合わせておしゃれなダウンライトのご提案も可能です。明るさとデザイン性を兼ね備えたダウンライトのレイアウトを考えてみてください。
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大学卒業後、横浜最大手の総合不動産会社に入社、不動産業務に6年従事し、その後建設部門で現場監督と請負営業を計7年経験し、
退職後、創建建設の立ち上げに参加、令和4年12月から代表取締役に就任。累計500棟以上のお引渡しに携わってきました。
高性能で優しい家を提供できるよう、協力業者さん含め社員一同気持ちを込めて家作りをしています。
お引渡ししてからがスタートとして、末永く顔の見えるお付き合いをさせてもらいたいです 。
もちろんメンテナンスについてもしっかりと対応させてもらいます。