換気計画換気システムで、家の隅々まで健やかな空気を保ちます。
空気環境とは?
室内の空気環境を清浄することは、家族の健康のために重要なポイントです。近年では、PM2.5(微小粒子状物質)などによる大気汚染、カビ・ダニ、花粉といったアレルゲンの対策など、空気環境に注目が集まる中で、住まい全体の通風など、計画的な換気に目を向けることが大切なのです。

カビ・ダニの繁殖を抑えるために
家族や住まいの健康を害する、カビやダニの発生は、空気の淀みも原因の一つになると言われています。気密性を高めて隙間を小さくすることによって、外気とともに出入りする埃や花粉などを大幅にカットします。また、計画換気システムを採用することにより、住まいの隅々にゆるやかな空気が流れ、空気の淀みが少なくなり、カビやダニの繁殖を抑えることができます。

計画通りの換気が可能
気密性が低い住宅では、窓や壁の隙間から外気が侵入してしまうため、空気の流れにムラができ、住まい全体の空気を隅々まで入れ替えることは難しいのに対し、スーパーウォール使用した創建建設の家では、高い気密性によって、家全体の計画的な換気を行うことができ、空気の淀みを少なくすることができます。

選べる計画換気システム
計画換気システムには、大きく分けて、排気のみを機械で行う「第3種換気」と給排気を機械で行う「第1種換気」があります。断熱性能の高いスーパーウォールの家では、熱ロスの少ない第1種熱交換型のダクト式換気システム「ECOAIR85」「ECOAIR90」をおすすめしています。その他にも、第3種換気として排気のみダクトを使用するタイプ「けいざい君」とダクト配管が不要のタイプ「すっきり君」をご用意しています。建物の特徴や条件に合わせて、選択していただくことが可能です。

PM2.5や花粉などの侵入を大幅にブロック
新鮮な外気を取り入れて、家じゅうの換気を行う24時間計画換気システムです。ECOAIR90では、高性能フィルターに銀チタン化合物を配合しているので、抗菌性・抗ウイルス性・抗アレルゲン性の性能が上がります。2.0µmの微小粒子や空気汚染物質を90%以上カットし、PM2.5や花粉、カビの胞子、黄砂の侵入を抑制し、清浄な空気を24時間取り入れます。
■微小粒子物質の種類と大きさ

フルダクト式の熱交換型換気システムは、理想的な換気を実現(ECOAIR85・90の場合)
フルダクト式の特徴は、外からの空気を取り込む吸気口と、汚れた空気を外に逃すための排気口がそれぞれ1箇所であることです。これにより、住宅全体の換気・通風のコントロールが行われやすい仕組みになっています。

室内の温度・湿度を保ちながら効率的に換気を実施(ECOAIR85・90の場合)
一般的に、換気を行う場合は、窓開けや給気口から取り入れる外気と共に、外の温度や湿気も一緒に取り込んでしまいます。しかし、全熱交換型換気システムECOAIR85・ECOAIR90を使用することによって、高効率の熱回収と湿度の交換によって室内の快適さはそのままにしながら換気を行うことが可能になります。省エネ住宅の課題としても挙げられていた、住宅の熱損失のうち、換気が占めるおよそ15%の熱ロスを抑えることができ、住宅の性能をさらに向上させることができます。 その効果は、ECOAIR90の場合、断熱材を4倍※厚くするのと同じ効果になります。
■熱回収率90%で、快適と省エネを両立

一般的な第3種換気は、冬場の外気が0℃であった場合、暖房された室内に0℃の冷気を取り込んでしまう形になります。しかし、熱交換換気の場合は、外に排気する空気の熱を活用し、室内温度に近づけて給気するため、快適です。
■湿度の交換も行うことで、夏も冬も快適性アップ
高性能な熱交換換気はヨーロッパ製のものが主流ですが、その換気は湿度を交換しない「顕熱交換型」のものです。日本の高温多湿な夏や、乾燥する冬にも適応できるよう、ECOAIRでは湿度も回収する「全熱交換型」を採用しています。
※室内に取り入れられる絶対湿度を、室内温度における相対湿度に換算した場合。
※上記解説図は、第一種顕熱型換気です。第三種換気の場合も湿度回収率は同じです。
※上記性能値は、ECOAIR90によるものです。

冬場の過乾燥や夏場の湿気を抑えて家中を快適に(ECOAIR85・90の場合)
冬場は室内の乾燥を防ぐために加湿器を使うこともありますが、顕熱交換型換気システムの場合だと、乾燥した外気をそのまま取り入れるので室内の湿度が下がり、快適な温度を保てない場合があります。一方で、全熱交換型換気システムの場合は、温度だけではなく湿度も交換するため、加湿器の設定湿度どおりの快適な湿度を保ちやすくすることができるのです。

部屋の上下の温度差を改善し、冬でも足下まで暖かく(ECOAIR85・90の場合)
熱交換型の換気システムは、外気が直接室内に入ってくることがないので、冬場でも冷たい空気が足元に溜まることなく、上下の温度差が殆どない環境で快適に過ごすことが可能になります。
