注文住宅を計画するとき、多くの方は間取りやデザイン、住宅性能に意識を向けます。しかし「防犯対策」については、後回しになりがちです。
近年、都市部や郊外を問わず、侵入窃盗や強盗事件のニュースが相次いでいます。
特に、防犯意識の低い一戸建て住宅が狙われるケースが増えており、「まさか自分の家が」という油断が被害を招くこともあります。 安全な暮らしを実現するために、防犯対策は「万が一のため」ではなく、「日常の安心を支える設計要素」として考えるべきです。
戸建て住宅が狙われやすい理由と最新の傾向
防犯の重要性を理解するためには、まず「なぜ一戸建てが狙われやすいのか」を知ることが大切です。
住宅侵入犯罪の多くは、人目につきにくく、侵入しやすい家を狙って発生しています。
犯行の手口は年々巧妙化しており、短時間でガラスを割って侵入する「こじ破り」や、鍵穴を狙う「ピッキング」、さらには住人が在宅中の強盗事件も報告されています。
政府広報オンラインによると、侵入に5分以上かかると約7割の侵入者が犯行を諦めるというデータがあります。つまり、「侵入しにくい構造」「時間がかかる設計」にするだけで、犯罪の多くは未然に防ぐことができるのです。

▶参考:政府広報オンライン「防犯特集」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202310/1.html
また、住宅の防犯対策は窓や玄関だけでなく、外構や敷地設計にも大きく影響します。防犯の基本を理解したうえで、注文住宅の設計段階から考慮していくことが重要です。
注文住宅の防犯対策の基本設計
防犯性の高い家をつくるには、「侵入させない」「見せる防犯」「守る仕組みを備える」の3つの視点が必要です。ここでは基本的な対策を紹介します。
防犯ガラス・面格子で窓を守る
侵入経路の約6割は「窓」からといわれています。
特に人目の少ない勝手口や浴室、1階の掃き出し窓は要注意です。
対策としては、防犯合わせガラスやCP認定(警察庁などが推奨する防犯性能の高い建材)マーク付きサッシの採用が効果的です。

外からの視線を遮りつつ防犯性を高めるには、可動ルーバー付き面格子や電動シャッターを併用する方法もあります。
玄関ドアはCP認定部品を選ぶ
玄関ドアには、CP認定の防犯ドアやディンプルキーの採用をおすすめします。
複数のロック機構を備えた「ダブルロック」仕様にすることで、侵入までの時間を大きく延ばすことができます。
最近ではスマートロックを導入する住宅も増えており、スマートフォンで施錠・解錠できるシステムが人気です。
外構で「侵入しにくい環境」をつくる
外構計画も防犯の一部です。生け垣や塀を高くしすぎると、逆に侵入者の隠れ場所をつくってしまいます。
防犯性を高めるには、見通しのよいオープン外構とし、夜間はセンサーライトや人感照明を設置すると効果的です。
また、ポストや宅配ボックスなどの配置も重要で、人通りの多い方向に設置することで犯罪の抑止力を高められます。
▶参考:日本防犯住宅協会「防犯住宅の考え方」
https://www.ssaj.or.jp/chiiki/bouhan_house.html
IoTで進化する次世代の防犯住宅
近年、住宅の防犯は「見張る」から「つながる」へと進化しています。
IoTとは「Internet of Things(モノのインターネット)」の略で、家電や設備、センサーなどをインターネットでつなぎ、情報を共有・制御できる仕組みのことです。
このIoTを活用することで、玄関の施錠や照明、カメラ映像をスマートフォンで管理でき、外出先からでも自宅の内外の安全をリアルタイムで見守ることができます。
また、不審な動きを検知すると通知が届くシステムや、AIによる顔認証で家族を識別する機能も登場しています。

家族の安心をデザインするという考え方
防犯という言葉は「守る」という印象が強いですが、本質は「家族の安心をデザインすること」にあります。
安心できる家は、家族がのびのびと暮らし、日常の小さな不安から解放される空間です。
たとえば、共働き家庭では昼間の留守時間が長くなりがちですが、外出先からスマートフォンで玄関の施錠や家の状況を確認できるIoT設備があるだけでも、外出中の安心感は大きく変わります。
また、夜間に帰宅する家族が安心して玄関に入れるよう、アプローチ照明やインターホンカメラを適切に配置することも大切です。
こうした「日常の行動」と「防犯機能」を重ね合わせる設計こそが、現代の注文住宅に求められる防犯デザインといえます。
防犯性能の高い注文住宅で、安心の暮らしを
防犯対策は、特別な設備を後から加えるものではなく、設計段階から考えるべき「住宅性能」のひとつです。
窓・玄関・外構・照明・IoTシステムを組み合わせて「侵入させない」「気づかせない」「記録する」住まいを設計することで、犯罪を未然に防ぐことができます。
創建建設では、警察監修のノウハウと最新のIoT技術を融合させた防犯モデルハウスを公開しています。
防犯住宅の実際の設備・仕組みを体験し、家族の安全をどうデザインできるかを、ぜひ現地でご確認ください。
「守る家」から「安心をつくる家」へ。
住まいづくりの第一歩として、今こそ「防犯」を設計に取り入れてみてはいかがでしょうか。
創建建設の防犯モデルハウスでは、実際の設備を体験できます。
ご見学予約はこちらから →[モデルハウス見学ページ]
▶参考:政府広報オンライン「侵入窃盗の防ぎ方」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202310/1.html
▶参考:日本防犯住宅協会「防犯住宅のすすめ」
https://www.ssaj.or.jp/chiiki/bouhan_house.html

大学卒業後、横浜最大手の総合不動産会社に入社、不動産業務に6年従事し、その後建設部門で現場監督と請負営業を計7年経験し、
退職後、創建建設の立ち上げに参加、令和4年12月から代表取締役に就任。累計500棟以上のお引渡しに携わってきました。
高性能で優しい家を提供できるよう、協力業者さん含め社員一同気持ちを込めて家作りをしています。
お引渡ししてからがスタートとして、末永く顔の見えるお付き合いをさせてもらいたいです 。
もちろんメンテナンスについてもしっかりと対応させてもらいます。








