はじめに
住まいの快適さを左右するポイントの一つが収納です。どれだけ広い家でも、物があふれていたら心地よく暮らせません。逆に、限られたスペースでも収納を工夫すれば、すっきりとした空間を保つことが出来ます。
今回は住宅のプロである私たち創建建設の目線から収納スペースの活用法をご紹介します。
収納は”場所”より”動線”がカギ!
収納場所をたくさん確保しても、「使いにくい」「片付かない」と感じたことはありませんか?
ポイントは、生活動線に合わせた収納の配置です。
◇玄関収納(シューズクローク)
ベビーカー、アウトドア用品、傘など、外で使うものは玄関近くにまとめて収納。土間続きの広い収納なら、出し入れもスムーズです。

◇リビング収納
リビングは家族が集まる場所。日用品、文房具、お子様のおもちゃなど、細かいものをまとめて置ける収納があると便利です。

◇家事動線上の収納
洗濯機の近くにタオルや洗剤をしまえる大きめの収納があると便利です。

家族構成に合わせた収納設計を
収納の形や量は、ライフスタイルに合わせることが大切です。
・子育て世代:おもちゃやランドセルなどをサッと片づけられる「リビング収納」。
・共働き夫婦:時短を意識した「動線に沿った収納」が便利。
・シニア世代:しゃがまずに使える「腰高の収納」が安心です。
将来を見据えた”可変性のある収納”
家族構成やライフステージによって、収納の必要量は変わってきます。
・子供が小さいうちはリビングにおもちゃ収納→成長後は本棚や趣味の収納に。
・ウォークインクローゼット内に可動棚やパイプを設置→必要に応じてカスタマイズ可能。
収納は「今の生活」だけでなく、5年後、10年後の暮らしを見据えて設計するのがポイントです。
隠す?見せる?収納スタイルの選び方
・隠す収納:生活感を出したくないキッチンや洗面所には、扉付き収納やパントリーが効果的です。
・見せる収納:リビングや趣味のスぺースには、オープン棚を設けることで空間にアクセントと個性が生まれます。
収納の見せ方によって、家の印象が変わることも。お客様のこだわりや好みに合わせて、設計段階から計画を立てることが生活のカギです。
家族に合わせたパーソナル収納
家づくりでは、間取りやインテリアに目が行きがちですが、家族それぞれの”自分だけのスペース”をどう確保するのかも、暮らしの満足度を左右します。
デッドスペースを”パーソナル収納”に活かす工夫
・子供には階段横の”ランドセルロッカー”
学校の荷物がリビングに散らかりがち…そんなご家庭におすすめなのが、階段わきや廊下に設けた専用収納。ランドセル・習い事バッグ・帽子などをすっきり一か所に。
・ご主人には”廊下にワークコーナー”
テレワークや趣味の時間にぴったりの、幅90㎝程度の小さな作業スペース。廊下の一角や階段踊り場の奥など、「通路」扱いされがちな場所にこそ、集中できる空間を。
・奥様には”キッチン背面のご褒美収納”
コーヒー豆やお気に入りの食器をしまえる、ちょっと特別な収納棚。日々の家事の合間に、ふと気分が上がるような”自分だけのスペース”があると暮らしが豊かになります。
建築段階から収納を考えるのが理想
リフォームや新築を検討中の方は、間取り設計の段階から収納を組み込むのが理想です。たとえば洗濯。洗う→干す→畳む→しまう。この動線に沿って収納を配置することで、家事の手間が格段に軽減されます。後付けでは難しい場所でも、最初から計画しておけばスペースを無駄なく活用できます。
まとめ
収納は、”ただ物をしまう場所”ではなく、暮らしの質を高め、家族のライフスタイルを支える大切な要素です。
当社では、お客様のライフスタイルに寄り添った収納プランをご提案しています。もし収納でお悩みのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

大学卒業後、横浜最大手の総合不動産会社に入社、不動産業務に6年従事し、その後建設部門で現場監督と請負営業を計7年経験し、
退職後、創建建設の立ち上げに参加、令和4年12月から代表取締役に就任。累計500棟以上のお引渡しに携わってきました。
高性能で優しい家を提供できるよう、協力業者さん含め社員一同気持ちを込めて家作りをしています。
お引渡ししてからがスタートとして、末永く顔の見えるお付き合いをさせてもらいたいです 。
もちろんメンテナンスについてもしっかりと対応させてもらいます。